木彫マリア像『原城の聖マリア観音』

原城の聖マリア観音

彫刻家 親松英治氏が、島原・天草一揆で亡くなられた方々の慰霊を目的に、約40年間の歳月をかけて製作を続けられている、高さ約10メートルの木彫像。この像は国宝級の作品であり、また木彫りでは世界最大級の大きさで美術的視点からも非常に貴重なもので世界の宝といえるものです。
同氏は、1981年にローマ教皇 ヨハネ・パウロ2世がはじめて日本を訪問されたことを契機に、慰霊のためのマリア像制作を決意されました。以後、小さな試作品からスタートしたのち、クスノキの巨木を組み合わせたマリア像の制作に取りかかられました。
間も無く完成を迎えようとしているこの像は、同氏により「原城の聖マリア観音」と名付けられ、慰霊はもちろんのこと、南島原市の未来のために活かして欲しいとの想いも込められています。

彫刻家・親松 英治

1934年(昭和9年)、新潟県佐渡市(旧:両津市)出身。神奈川県藤沢市在住。
清水多嘉示氏、橋本朝秀氏などに師事。1961年、武蔵野美術大学彫刻科研究科を修了。1978・83年に、日展で特選を受賞。1981年、木彫マリア観音像を制作し、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世に献納する。1990年、97年、2004年には、日展審査員を務める。2011年の第43回日展においては「春雷」で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞。

木彫マリア像ギャラリー

制作風景

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